《テセウスの魔棲物 /Sea Monster of Theseus》
融合・チューナーモンスター 星5/水属性/アンデット族/攻2200/守1800 チューナー×2
EXTRA PACK 2017で登場した水属性・アンデット族の融合モンスターのチューナー。
チューナー2体を融合素材として要求しているため、シンクロ召喚主体のデッキでなければ正規融合は難しい。
しかし、このモンスターは効果を持たないチューナーであり、チューナー2体と《融合》を消費して特殊召喚されるモンスターとしては心もとない。
このモンスターの最大の特徴は、《簡易融合》で特殊召喚可能なチューナーという点である。
手札やフィールドの状況によって非チューナーの融合モンスターと使い分ければ、柔軟なシンクロ召喚ができる。
水属性である事から《魔救の奇跡−ドラガイト》の(2)の発動条件を満たせる。
更に蘇生の手段が豊富なアンデット族であり、《牛頭鬼》などで繰り返し利用できる。
レベル5の水属性なので《ゲイザー・シャーク》にも対応し、《サルベージ・ウォリアー》で特殊召喚すれば、《No.73 激瀧神アビス・スプラッシュ》等のエクシーズ召喚の他、《アルティマヤ・ツィオルキン》の特殊召喚も狙える。
- 融合モンスターのチューナー、融合素材にチューナーを要求する融合モンスター、エクストラデッキに入る効果モンスター以外のモンスターのチューナーという3点で初のカードである。
また、水属性・アンデット族は《氷結界の神精霊》に続く2体目である。
- アンデット族の融合モンスターとしては新たなる支配者で登場した《ナイトメアを駆る死霊》以来、実に15年ぶりの登場となる。
ただし、TCGでは《アンデット・ウォーリアー》の初収録がOTS Tournament Pack 1だったため、アンデット族の融合モンスターが最後に登場してから1年も経過していない。
いずれも《簡易融合》に対応するため、このカードを使いつつアンデット族のギミックを組み込むのも良い。
- テキストが非常に短く文字数が7文字と《深海に潜むサメ》に次いで短い。
英語版でも単語数が2単語しかない。
- 2017年初頭、英語版の公式ブログにおいて「2017年に発売される最強のカードの1つのテキスト」として、このカードの効果テキストが公開された。
もっとも、このカードはカードの効果を1つも持たないため、公開された「テキスト」は全くの空欄であり、その謎掛けのような内容に多くのプレイヤーを困惑の渦に巻き込んだ。
- 英語版を除くTCG版のこのカードは、テキストから「Fusion/Tuner」の部分が抜け落ちたエラーカードである事が発売前に明らかとなった。
KONAMIの現地法人では、該当のこのカードを会社に郵送すると正しいテキストのものと交換する対応を取ると発表した。
またヨーロッパ圏で開催される大規模大会YCSでは本カードの交換コーナーを設けるとしている。
- 船のようなデザインやカード名からして、元ネタは「Ship of Theseus(テセウスの船)」だろう。
ギリシャ神話の英雄テセウスがミノタウロス退治の折に乗った船は、後世までアテネに保存されていた。
しかしその船は傷んだ部材を徐々に取り替えていくうち、やがてテセウスの時代の部品は1つもなくなってしまったという。
「テセウスの船」はこれを元とした「ある物体の構成部品が全て置き換えられた時、それは同じ物体といえるか」という思考実験である。
類似した思考実験にスワンプマンがある。
- このカードは「チューナー同士が融合し」「チューナーという要素のみを残した全く別の存在になる」という性質により、元ネタを再現しているものだと思われる。
- この船は本来、クレタの支配下にあったアテナイからミノタウロスへの生け贄を運ぶためのものであり、哀悼の黒い帆を掲げていた。
もしも生け贄が生きて帰ることができたなら、帆を白に架け替えて帰国する約束とされており、後に王子テセウスが生きて帰還を果たすこととなる。
しかし、帰国途中にアリアドネと別れて傷心のテセウスは、架け替え忘れたまま帰国してしまう。
黒い帆を見た父王アイゲウスは、テセウスが死んだと勘違いし、絶望のあまり海に身を投げ自殺してしまった。
- 元々は、TCG版Raging Tempestで追加された海外新規カードの内の1枚である。
关联卡片
―《テセウスの魔棲物》の姿が見られるカード
收录情况
- EXTRA PACK 2017 EP17-JP048 Super
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